–— 監督・荻久保則男の「自主上映会レポート」—
いつも大変お世話になっております。
ご親族を中心に、身内で「かみさまとのやくそく」の上映会を開いてくださった方より、ご感想を頂戴いたしました。
何度も読み返し、ひょっとしたらどなたかのお役に立つかもしれないと思い、お礼とともに、内容の一部をこちらのメルマガ(まぐまぐ)でシェアさせていだだけたらと、お願いしましたところ、ご了解を頂戴しましたので、以下にシェアさせていただきます。
・引用ここから~
前略
今回は上映会を開催させて頂き感謝しております。
きっかけは、障害を持った孫が生まれ日々の葛藤からの事でした。
私の娘の長男が重度難聴という障害を持ち生まれて来ました。
その事に気がついてからは、毎日、夫婦も2才上の姉もその子の為に必死の毎日で生活をしていました。
私共も出来る限り支えつつ応援していました。
本人はとても性格が明るく活発な子なので、唯一、そのことが皆の救いになっておりました。
人工内耳という手術を決断し、それでもなかなか言葉が上手く出ず、成長は早いもので、今年3月より幼稚園(受け入れてくれる、良い幼稚園を見つけられたので)言葉も聞こえもままならないままの進学。
前向きで明るいポジティブな性格の娘でさえも、自分を毎日責めたり焦りが出たりと苦しんでいるのを見ていると私共も切なく苦しい毎日を送っていました。
この子を見る度に思ってはいけない言葉
「可哀想に、ちゃんと生まれて来ていれば」
と、つい頭で呟いてしまっておりました。
今回、この映画の事を知人より勧められ我家での数名の上映でした。
この日を楽しみに皆、集中して観ておりました。
終わった後、不思議に気持ちが晴れ、肩の力が抜けたのを皆が感じることができました。
娘に至っては、息子が自分から障害を持って自分を選んで来てくれたのだと理解が出来たようです。
息子は、苦しいこと、辛いことから自ら乗り越えていける力を持って生まれてきたのだと。
そのことを信じて、息子を信じて見守っていこうと決めた様です。
皆がいつも笑顔でいられる様に穏やかな環境を作っていこうと夫婦で誓ったそうです。
~中略~
この子がきっと娘の家庭を幸せの方向へと導いてくれるのだろうと思わせてくれるとても良い映画でした。
ありがとうございました。
祖母
~引用ここまで。
ご家族で映画をご覧いただき、お互いを思いやることで新しい気持ちとなる時間を共有していただけましたこと、ただただ、ひたすら嬉しく、感謝でいっぱいです。
お互いの魂が成長しあうために地球にやってきて、家族として過ごすこと。
何気ない日常こそが、魂からすれば一緒にいられる、かけがえのない日々。
ひとりでは成長できないし、ひとりでは幸せをわかちあう喜びを実感できない。
何をするべきか?というよりも、どうあるべきか?がきっと家族でも人間関係でも大事なことなのだろうと改めて感じました。
目の前の人をどれだけ大事に感じることができるか?に、自分自身を大事にすることができるヒントが隠されているのではないか?と、私自身にも発見がありました。
素晴らしいお手紙を本当にありがとうございます。
きっと私だけでなく、いろんな方に大切なことを受け取るヒントをシェアしてくださったのだと思います。
本当にありがとうございます。
ひたすら感謝申し上げます。
今回のように、ご家族やご親族の方々と、ご自宅のリビングのテレビでプライベートな上映会をご開催いただくことにも、喜んでご対応させていただいております。
いつもメールマガジンをお読みくださり、ありがとうございます。
「かみさまとのやくそく」監督:荻久保則男
(かみさまとのやくそく メルマガ「まぐまぐ」2019年2月20日号より)